プールや海から上がったあとに悩みやすいのが、水着をどう乾かせば早く、しかも傷めずに済むのかという点で、特にスクール通いの子ども用、毎日泳ぐ競泳用、旅行先で翌日も使う一枚では、雑に扱っただけで伸びや色落ち、におい残りが起こりやすくなります。
水着は普通のTシャツやタオルよりも素材が繊細で、伸縮性を支える糸やパッド、裏地の構造が乾かし方の影響を受けやすいため、単に早く乾けばよいと考えて熱を当てたり強く絞ったりすると、見た目はすぐ乾いても寿命を縮めてしまいがちです。
実際には、乾燥を早めるコツはたくさんあるものの、効果が大きいのは特別な道具よりも順番で、使用後すぐのすすぎ、タオルでの吸水、形を整えた陰干し、風の通り道づくりという基本を外さないだけで、乾く速さと生地への負担の両方をかなり改善できます。
この記事では、水着の乾燥を考えるときの結論から始めて、早く乾かしたい場面での現実的な進め方、やってはいけない習慣、水着の種類ごとの注意点、乾燥後まで見据えた管理のコツまで、毎回そのまま使える形で整理していきます。
水着の乾燥は陰干しが基本
結論からいえば、水着の乾燥は直射日光や高温の力で一気に終わらせるよりも、真水で整えたあとに余分な水分だけをきちんと減らし、風通しのよい場所で陰干しするほうが、生地を傷めにくく、結果として長く使い続けやすくなります。
競泳用やフィットネス用の水着には伸縮性を支える素材が使われることが多く、メーカーの手入れ案内でも塩素、熱、濡れたままの放置が劣化を早めやすいと案内されているため、乾燥の場面でも高温に頼らない考え方が土台になります。
つまり大事なのは、速さとやさしさを両立させることであり、ただ時間を短くするのではなく、水着が乾きやすい状態をつくってから陰干しに入る流れを覚えておくと、毎回の迷いがかなり減ります。
まず真水ですすぐ
水着を脱いだあとに最初に行いたいのは、プールの塩素や海水の塩分、日焼け止め、汗をできるだけ早く真水で流すことで、ここを省くと乾燥そのものは終わっても、生地に残った成分がじわじわ傷みやにおいの原因になりやすくなります。
特に競泳やレッスンで長時間使った日は、見た目に汚れていなくても負担は蓄積しているため、帰宅後にまとめて洗えばよいと考えるより、脱いだ直後の軽いすすぎを先に入れたほうが、その後の乾燥も安定しやすくなります。
すすぎの段階では強くもみ洗いする必要はなく、やさしく押すようにして内部に残った塩素臭やぬめりを落とす意識で十分で、乱暴な扱いを避けながら次のタオルドライへつなげるのがポイントです。
スクール帰りやジム帰りで時間がないときでも、シャワーや洗面台で短時間すすぐだけでも差が出やすく、何もしないままバッグへ入れて持ち帰る習慣より、乾燥後の状態がかなり良くなります。
逆に、濡れたまま丸めて放置すると水着の内側に湿気がこもり、帰宅までの短時間でも生地が弱りやすくなるので、早く乾かしたい人ほど最初のすすぎを面倒な工程ではなく時短の準備として考えるのが得策です。
絞らずタオルで吸わせる
水着を早く乾かすうえで効果が大きいのは、干す前に水をできるだけ減らしておくことであり、もっとも無難で実践しやすいのが、ねじって絞るのではなく乾いたタオルに挟んで水分を吸わせる方法です。
ねじり絞りは一見するとすぐ水が切れるように見えますが、縫い目や伸縮部分に偏った力がかかりやすく、肩紐、脚口、ウエストまわりの戻りが悪くなる原因にもなりやすいため、急いでいるときほど避けたい手順です。
バスタオルや吸水タオルの上に水着を広げ、上から包むように押していくと、表面だけでなく裏地側の水分もかなり移せるので、その後の干し時間を短くしながら型崩れも抑えやすくなります。
レッスン後に更衣室でできる範囲でも、くるんで軽く押すだけなら目立たず行いやすく、帰宅までのバッグ内の湿気を減らせるため、乾燥そのものだけでなくにおい予防にも役立ちます。
どうしても一枚のタオルでは足りないときは、吸水後に乾いた面へ置き直してもう一度押すと効率が上がるので、乾かす時間がないと悩む人ほど、干し方の工夫より前にタオルドライの精度を上げるのがおすすめです。
形を整えて空気を通す
タオルで水気を減らしたあとは、ぐしゃっとした状態のまま干すのではなく、しわや重なりを広げて空気が抜ける形に整えることが大切で、この一手間があるだけで乾きやすさも見た目も大きく変わります。
水着は生地同士が重なっている部分ほど乾きが遅く、股下、カップ周辺、裏地、ウエストの折り返しなどに湿気が残りやすいので、引っ張りすぎない範囲で面を開き、内側に風が入る状態を先につくるのが基本です。
競泳用のようにフィット感が高いものほど、脱いだ直後は丸まりやすい傾向があるため、手のひらでならすように広げてから干すだけでも、水が一か所にたまるのを防ぎやすくなります。
この工程を飛ばしてしまうと、表面だけ乾いたように見えても内側に湿り気が残り、収納後ににおいが出たり、翌朝まだ冷たさが残っていたりするので、早く乾かしたい人ほど風を通す準備に意識を向けるべきです。
特別な技術は必要なく、重なりを減らす、厚い部分を開く、空気が抜ける向きで置くという三つを意識するだけで十分なので、毎回同じ手順にして習慣化すると失敗しにくくなります。
吊るし方より生地の負担を優先する
水着を干すときはハンガーに掛ければよいと思われがちですが、重みが一か所に集中すると伸びやすい部分が出るため、早く乾かすことだけでなく、生地にどこで負担がかかるかまで考えて干し方を選ぶことが重要です。
軽い水着なら形を整えたうえでバランスよく掛けても問題は出にくい一方、濡れてまだ重い状態やパッド入りの水着では、肩紐だけで支える干し方が型崩れにつながることがあるので注意が必要です。
負担が気になる場合は、物干しの面を広く使って折り返す、平らに近い形で置く、厚みのある部分を支えるなど、重みが一点に偏らない置き方を選ぶほうが、乾く速さと傷みにくさの両立がしやすくなります。
特に子どものスクール水着は生地がまだしっかりしていても、毎週の繰り返しで少しずつ伸びが目立つことがあり、原因が洗い方より干し方にあるケースも珍しくないため、干す位置の見直しは効果的です。
見た目の整った干し方より、水着に無理がない干し方を優先したほうが長い目では得なので、肩紐や脚口が引っ張られていないかを干す前に一度確認する習慣をつけておくと安心です。
直射日光と高温を避ける
乾きを急ぐとベランダの強い日差しや乾燥機の熱に頼りたくなりますが、水着は熱や紫外線の影響を受けやすいため、速く見えても傷みやすい環境で乾かすのは基本的に避けたほうが安全です。
直射日光の下では表面温度が上がりやすく、色あせや生地の硬さにつながることがあり、さらに強い日差しが当たる場所は片面だけが先に乾いてしまって、乾燥ムラが出ることもあります。
乾燥機やドライヤーの熱風はもっと負担が大きく、特に伸縮性を支える素材が弱りやすくなるため、短時間で終わる利点よりも、フィット感の低下や波打ちのリスクのほうを重く見るべきです。
おすすめなのは、直射日光の当たらない日陰、もしくは室内でも風が通る場所を選ぶことで、気温がそこまで高くなくても風がきちんと当たる環境のほうが、結果的に安定して乾きやすくなります。
急いでいる日にこそ高温へ走りやすいものの、水着の乾燥では熱より送風が味方になると覚えておくと判断しやすく、毎回の傷みを積み重ねずに済みます。
乾きにくい内側を開いておく
水着がなかなか乾かない原因は、素材そのものよりも内側に湿気がこもっていることが多く、表面がさらっとして見えても、裏地や重なりの深い部分に水分が残っているケースを見落としがちです。
とくに女性用のカップまわり、インナー付きの部分、股下の二重構造、ウエストの折り返しは乾燥が遅れやすいので、外側だけ整えて満足せず、内側の接地面を少し離しておく工夫が効きます。
ハンガーに掛ける場合でも、布同士が密着しないようにゆるく広げる、洗濯ばさみで無理なく固定して面を開くなど、内側に空気が入る状態をつくるだけで乾燥時間をかなり短縮しやすくなります。
このひと手間は旅行先や合宿でも有効で、ホテルの浴室や洗面スペースの限られた場所でも、重なりを減らす意識があるだけで翌朝の乾き具合に差が出やすくなります。
水着が乾きにくいと感じる人は、風量や場所の前に、どこが厚くなっているかを毎回見る癖をつけると改善しやすく、乾きの遅い一部分に対してピンポイントで対処できるようになります。
完全に乾いてからしまう
見た目が乾いたからといってすぐにたたんで収納すると、わずかに残った湿気が内側に閉じ込められ、においやべたつき、次回着用時の不快感につながることがあるため、最後の確認まで含めて乾燥だと考えるのが大切です。
触ったときの冷たさ、厚みのある部分のしっとり感、カップや裏地の境目の湿り気は残りやすく、特に夜に室内干しした場合は朝の時点で表面だけ乾いていることもあるので、収納前に数分だけでも再確認したいところです。
完全に乾いた状態でしまえば、生地同士が張り付く感じが減り、次回すぐ着やすくなるうえ、防虫剤や高温多湿の影響を避けながら保管しやすくなるので、乾燥後の状態も長持ちに直結します。
逆に、少し湿っているままバッグへ戻す習慣があると、使うたびに生地の劣化が進みやすく、洗っているのににおいが残るという悩みも起きやすくなるため、最後の数分を惜しまないほうが結果的に効率的です。
毎回の判断に迷うなら、厚みのある部分を指で軽く押して冷たさが残っていないかを確かめるだけでも十分なので、収納前のワンチェックを乾燥手順の固定メニューにしておくと安心です。
早く乾かしたいときの現実的な進め方

翌日も同じ水着を使う日や、旅行先で洗濯環境が限られる日には、理想論だけでは回らないため、傷めにくさを守りながら乾燥時間を縮める現実的な順番を知っておくと対応しやすくなります。
ここで大事なのは、乾燥機のような強い手段に頼ることではなく、余分な水分を早めに減らし、空気の流れを作り、乾きにくい部分だけを重点的に開くという、負担の少ない方法を組み合わせることです。
場面ごとに使えるやり方を覚えておけば、急いでいるたびに雑な干し方へ流れにくくなり、水着を傷めずに済むだけでなく、準備の時間も読みやすくなります。
外出先では手順を固定する
外出先で水着を早く乾かしたいときは、その場の設備に合わせて毎回悩むより、同じ順番で処理できる簡単な手順を決めておくほうが失敗しにくく、乾きのムラも減らしやすくなります。
特に更衣室やホテルではスペースが限られるため、干し方の工夫より先に、水を減らす、丸めない、風が通る形にするという三段階を確実に踏むことが、いちばん再現性の高い時短になります。
- 真水で軽くすすぐ
- タオルに挟んで押す
- バッグに直入れしない
- 重なりを開いて干す
- 風の当たる場所を選ぶ
この流れなら特別な道具がなくても実行しやすく、旅行先でもスクール帰りでも対応できるので、急いでいるときほど省略する工程を探すのではなく、固定手順を短く守る意識が効果的です。
また、濡れたままビニール袋へ長時間入れておくのは乾燥を遅らせるだけでなくにおいも残しやすいので、持ち運びが必要な場面では吸水タオルやメッシュ袋を併用すると扱いやすくなります。
室内干しは風の通り道を作る
自宅で早く乾かしたいなら、気温を上げることより風の通り道を作ることを優先したほうが、水着への負担を増やさずに乾燥時間を縮めやすく、特に室内干しではこの差が大きく出ます。
窓際の日差しよりも、サーキュレーターや扇風機の風がやさしく当たる場所のほうが、陰干しの条件を守りながら表面と内側の両方を乾かしやすく、夜間や梅雨時でも安定しやすくなります。
風を当てるときは真正面から一点集中で当てるより、空気が抜ける方向を作るように配置したほうが、厚みのある部分の湿気も逃げやすく、乾いた面だけが冷えたまま残る状態を防ぎやすくなります。
洗面所や浴室まわりに干す場合も、湿気がこもる設定では意味が薄いため、換気や送風が使えるなら活用しつつ、高温の温風で無理に仕上げないことが水着の扱いでは重要です。
方法ごとの使い分けを知る
水着を早く乾かす方法はいくつかありますが、どの方法も万能ではないため、今の状況で何を優先するのかを考えて使い分けると、乾きやすさと傷みにくさのバランスが取りやすくなります。
たとえば旅行先では手軽さが大事になり、自宅では再現性や保管までの流れが大事になるので、やみくもに強い方法へ寄せるより、場面別の向き不向きを知っておくほうが実用的です。
| 方法 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| タオルドライ | 外出先と自宅の両方 | ねじって絞らない |
| 陰干し | 毎日の基本 | 重なりを減らす |
| 送風を当てる | 室内で急ぐ日 | 熱風にしない |
| 平置き寄りで干す | 重い水着やパッド付き | スペースを確保する |
この表のように、水着の乾燥では一つの必殺技を探すより、負担の少ない方法を重ねる発想のほうが結果が安定しやすく、急ぎの日でも無理なく続けやすくなります。
迷ったときは、まずタオルドライ、その次に陰干し、その補助として送風という順番に戻ると判断を誤りにくく、乾燥機の誘惑に流されずに済みます。
水着を傷めやすい乾燥のNG習慣
水着が早く傷む人の多くは、洗濯そのものよりも乾燥の場面で生地へ無理をかけていることが多く、本人は時短のつもりでも、実際には寿命を縮めるやり方を選んでしまっている場合があります。
特に気をつけたいのは、熱、高いテンション、表示の見落としという三つで、どれも一回で大きく壊すというより、毎回少しずつダメージを重ねてフィット感や見た目の差として表れやすい点が厄介です。
ここでは、やりがちなのに見直し効果が大きい習慣を絞って取り上げるので、今の乾かし方に思い当たるものがないかを確認してみてください。
熱風で一気に乾かさない
水着を早く乾かしたいからといって乾燥機やドライヤーの熱風を当てるのは避けたい方法で、短時間で表面が乾いても、伸縮性を支える部分が傷みやすく、着用感の低下につながることがあります。
メーカーの手入れ案内でも乾燥機やアイロンを避けるよう示されていることが多く、特に競泳用やフィット感重視の水着では、高温によるダメージがサイズ感の崩れとして出やすい点を軽く見ないほうが無難です。
- 乾燥機に入れる
- ドライヤーを近づける
- 暖房の吹き出し口に置く
- 炎天下に放置する
- 高温の浴室乾燥で仕上げる
これらはすべて、熱で一気に水分を飛ばす発想に寄っているため、急ぎの日ほど選びたくなりますが、水着では風で補助するほうが安全で、長期的な見た目も保ちやすくなります。
特にコインランドリーの乾燥機は衣類全般には便利でも、水着には相性が良いとは言いにくいので、洗濯表示で許容されていない限り、使わない前提で考えるのが基本です。
ねじり絞りで水を切らない
水が多いほど乾かないのは事実ですが、だからといって雑巾のように強くねじってしまうと、水着は部分的に大きな力を受けてしまい、縫い目や伸縮部にクセがつきやすくなります。
肩紐や脚口が波打つ、パッド位置がずれる、ウエストの戻りが弱くなるといった変化は、素材の劣化だけでなく、乾燥前の力のかけ方が影響していることも多く、毎回の絞り方の見直しは意外に重要です。
タオルで包んで押す方法なら、水分をかなり減らしながらも一点に強い力をかけずに済むため、ねじり絞りより時間がかかるようでいて、実際にはその後の干し時間まで含めると効率が良いことが少なくありません。
急いでいるときほど力任せになりやすいものの、水着はタオルへ水を移す発想に切り替えたほうが結果が安定するので、手で水を出し切ろうとしないほうが長持ちにつながります。
洗濯表示を先に読む
乾かし方で迷ったときに頼りになるのが洗濯表示で、自己流の経験則よりもまず表示を確認する習慣をつけておくと、水着ごとの差を見落としにくくなります。
消費者庁の洗濯表示では、四角の中に丸が入った記号がタンブル乾燥を示し、そこにバツが付くものは乾燥機を使わない判断が必要で、自然乾燥側の線や日陰記号も干し方の目安になります。
| 表示の見方 | 意味の目安 | 水着での考え方 |
|---|---|---|
| 丸入り四角にバツ | タンブル乾燥不可 | 乾燥機は避ける |
| 四角に縦線 | つり干し系 | 軽い水着で使いやすい |
| 四角に横線 | 平干し系 | 重い水着で安心しやすい |
| 斜め線付き | 日陰を示す | 直射日光を避ける |
詳しい記号は消費者庁の洗濯表示案内や、Goldwinのスイムウエア手入れ案内、arenaの案内でも確認できるので、手元の水着に不安があるなら一度見比べておくと判断しやすくなります。
表示を見てから干し方を決めるだけで、水着を一律に扱っていたころより失敗が減るため、新しく買った一枚ほど最初に確認しておく価値があります。
水着の種類ごとに変える乾かし方

同じ水着でも、競泳用、フィットネス用、パッド付き、子ども用では乾きにくい部分や守りたいポイントが少しずつ違うため、すべて同じ方法で乾かすより、種類に合わせて重点を変えたほうが失敗しにくくなります。
乾かし方の基本は共通でも、伸縮性を最優先したいのか、形を守りたいのか、回転を早めたいのかで、重視するポイントは変わるので、自分の水着が何を傷めやすいかを知っておくことが大切です。
ここでは、よく使うタイプごとに、乾燥で特に気をつけたい点を整理するので、毎回同じ悩みが出る人は当てはまる種類から見直してみてください。
競泳水着は伸縮の落ち方に注意
競泳水着は体に密着することで性能が活きるため、乾燥の場面でも伸縮性を落とさないことが最優先になり、熱や強い絞り、長時間の濡れ放置はできるだけ避けるべきです。
特に練習回数が多い人は、一回ごとの差が小さくても、積み重なると着圧感やフィット感の変化として表れやすく、乾きの速さだけを優先した扱いは後から効いてきます。
競泳水着ではタオルドライの丁寧さが効きやすく、吸水を先に済ませてから陰干しに入るだけで、乾燥時間を短縮しつつ余計な負担も減らせるので、忙しい選手ほど基本を崩さないほうが結果的に得です。
また、連日の練習で翌日も使う場合でも、暖房やドライヤーで無理に乾かすより、風を回して内側を開く工夫を徹底したほうが、次の着用時の状態を保ちやすくなります。
パッド付き水着は形を守る
パッド付きの水着は生地そのものだけでなく、胸まわりの形が崩れないように乾かす必要があるため、単純に速く乾けばよいとは考えず、立体感を守ることを優先した干し方が向いています。
カップ周辺は厚みがあるぶん水分が残りやすく、平らに押しつぶしたまま乾かすと乾燥ムラが出やすいので、軽く形を整えて空間を作りながら風を通す意識が大切です。
- カップを折り曲げない
- 肩紐だけに重みを集めない
- 厚みのある面を少し開く
- 収納前に内側まで確認する
- 高温で急がない
旅行やジム通いで急いでいると、他の洗濯物のように畳んで干したくなりますが、パッド付き水着では形が戻りにくくなることがあるため、乾きやすさと立体感の両方を見ながら整えるのがコツです。
乾いたあともすぐ強く押し込んで収納せず、やわらかく整えてしまうほうが、次回着たときの見た目やフィット感を保ちやすくなります。
種類別の注意点を見比べる
水着のタイプごとの差をまとめて把握しておくと、今の一枚に必要な乾燥の優先順位が見えやすくなり、自己流の失敗を減らしやすくなります。
特に家族で複数の水着を管理する場合は、誰の水着も同じように干すより、タイプ別の注意点をざっくり共有しておくほうが、毎日の手間を増やさずに済みます。
| 種類 | 乾燥で重視したい点 | 避けたいこと |
|---|---|---|
| 競泳用 | 伸縮性を守る | 熱風と強絞り |
| フィットネス用 | 形崩れを防ぐ | 重いまま吊るす |
| パッド付き | カップ形状を保つ | 押しつぶして干す |
| 子ども用 | 回転を早める | 濡れたまま放置 |
このように、同じ陰干しでも見るべきポイントは少し違うので、乾きにくい悩みがあるときは場所や天気だけでなく、水着の種類に対して合った干し方を選べているかを見直すと改善しやすくなります。
一枚ごとの弱点を知っておけば、必要以上に神経質にならずに済み、毎回の乾燥でも優先順位を素早く判断できるようになります。
乾燥後まで見据えた管理が差を生む
水着の乾燥は干して終わりではなく、持ち帰り方、使う道具、収納前の確認まで含めて考えたほうが、乾きやすさも長持ちもしやすくなるため、乾燥後の管理まで視野に入れておく価値があります。
特別なアイテムをたくさん揃える必要はありませんが、よく使う道具を固定し、しまう前の判断基準を持ち、トラブルが起きたときの見直しポイントを知っておくと、毎回の手入れがかなり楽になります。
乾きにくいと感じる原因は、天気よりも準備不足にあることも多いので、ここでは最低限そろえたいものと、収納前に見ておきたい点を整理します。
乾燥前の持ち物を整える
水着の乾燥を安定させたいなら、干し方の工夫だけでなく、帰宅前から使える道具を揃えておくと対応しやすく、急いでいる日でも雑な扱いを減らせます。
特に吸水用のタオルと、通気性のある持ち帰り手段があるだけで、濡れたまま密閉してしまう失敗を防ぎやすくなり、乾燥に入る前の状態が大きく変わります。
- 吸水しやすいタオル
- 通気しやすいメッシュ袋
- 幅のあるハンガー
- 風を回せる扇風機
- 平置きできるスペース
これらは高価な専用品でなくても十分で、毎回同じ道具を使えるようにしておくと、レッスン後や旅行中でも迷いが少なくなり、乾燥の流れを短く固定しやすくなります。
逆に、吸水タオルがなくてビニール袋だけで持ち運ぶような状態だと、家に着くまでに湿気がこもってしまい、その後どれだけ丁寧に干しても乾きの遅さを感じやすくなります。
しまう前に確認する
乾いたと思って収納したのに、次に出したらにおいがする、まだ少し湿っているという失敗は珍しくなく、これは乾燥不足より確認不足の問題であることが多いため、収納前のチェックを固定化すると改善しやすくなります。
見るべき場所は全体ではなく、乾きにくい一点に絞ると効率が良く、カップの内側、股下の重なり、ウエストの折り返し、裏地の縫い目あたりを指で軽く押して冷たさがないかを確かめるだけでも十分です。
また、乾いたあとにすぐぎゅっと畳むより、数分だけ風通しのよい場所に置いて熱や湿気を逃がしてからしまうほうが、収納内のこもり感も出にくく、次回気持ちよく使いやすくなります。
保管場所も重要で、高温多湿の場所や薬剤が強く当たる環境は避けたいので、洗面所の閉め切った棚へ入れっぱなしにするより、通気のある場所を選ぶほうが安心です。
よくある乾燥トラブルを整理する
水着の乾燥で困る症状は似ていても、原因は一つではないため、表面的な悩みだけで判断せず、どこでつまずいているかを整理すると対策が選びやすくなります。
特に、乾かない、におう、伸びる、型崩れするという四つは、どれも乾燥の工程に原因が潜みやすく、洗剤を変える前に干し方の見直しで改善することも少なくありません。
| 症状 | 見直したい点 | 優先したい対応 |
|---|---|---|
| 乾きが遅い | 重なりが多い | 内側を開く |
| においが残る | すすぎ不足と収納の早さ | 真水すすぎと再確認 |
| 伸びてきた | 熱と強絞り | タオルドライへ切り替える |
| 形が崩れる | 吊るし方が偏る | 支える面を広くする |
このように原因を切り分けると、なんとなく干し方を変えるよりも効果が出やすく、毎回の乾燥を短くしながら水着の状態も整えやすくなります。
悩みが繰り返されるときは、天気のせいで片づけず、表のどれに近いかを見て一つずつ直していくと、余計な買い替えも防ぎやすくなります。
毎回の乾燥をラクにする考え方
水着の乾燥でいちばん大切なのは、乾燥機のような強い方法を探すことではなく、使用後すぐのすすぎ、タオルでの吸水、形を整えた陰干し、完全に乾いてから収納という流れを毎回同じように回せるようにすることで、この基本が整うだけで乾きやすさも長持ちもしっかり変わります。
急いでいる日は特別な裏技を探したくなりますが、実際には、熱を避けて風を使う、重なりを減らす、乾きにくい部分を先に開くという地味な工夫の積み重ねのほうが、水着の見た目と着心地を守りながら乾燥時間を縮めやすく、毎回の失敗も減らしやすくなります。
また、水着の種類や形によって守るべきポイントは少し違うため、競泳水着なら伸縮性、パッド付きなら形、子ども用なら回転の速さというように、どこを傷めたくないかを先に決めておくと、干し方の判断がぶれにくくなります。
今日から実践するなら、まずは水着を脱いだら真水ですすぐこと、タオルで押して水分を移すこと、直射日光や熱風を避けて陰干しすること、この三つを固定し、そのうえで収納前の確認まで行えば、水着の乾燥に振り回されにくい状態を作れます。


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