水泳の授業や部活で先生から「今日はアップのあとにキック、プル、スイムをやります」「サークルを守って泳ぎましょう」と言われても、用語の意味がわからないと何をすればよいのか迷ってしまいます。
中学生になると、ただ水に慣れるだけでなく、クロールや平泳ぎなどの泳法を正しく身につけたり、記録を意識して泳いだり、仲間と安全に練習したりする場面が増えます。
そのため、水泳の基本用語を覚えることは、テスト対策や部活動のためだけでなく、自分の泳ぎを客観的に直すためにも役立ちます。
用語を知っていると、練習メニューの目的が見えやすくなり、「今日は腕を強くする日なのか」「フォームを整える日なのか」「最後に速く泳ぐための練習なのか」を判断できるようになります。
ここでは、中学生が水泳練習メニューを理解するために必要な基本用語を、授業でも部活でも使いやすい形で整理して紹介します。
中学生が覚えたい水泳の基本用語
中学生が最初に覚えたい水泳の基本用語は、泳ぎ方の名前、練習メニューの略語、動作を表す言葉、安全に関わる言葉の4つに分けて考えると理解しやすくなります。
水泳の用語はカタカナや英語の略称が多いため、最初は難しく感じるかもしれませんが、実際には練習の中で何度も使う言葉が中心です。
特に部活やスイミングでは、黒板やホワイトボードに短い記号でメニューが書かれることが多く、Fr、Ba、Br、Fly、Kick、Pull、Swimなどを読めるだけで練習の流れをつかみやすくなります。
ここでは、まず中学生がつまずきやすい基本用語を、意味だけでなく「どんな場面で使うか」まで含めて確認していきます。
クロール
クロールは、水泳の中で最もよく使われる泳ぎ方で、競技では自由形で泳がれることが多い泳法です。
左右の腕を交互に回し、足はバタ足を続けながら、顔を横に向けて息継ぎをするのが基本の形です。
中学生の授業では、速く泳ぐことだけを目標にするのではなく、体をまっすぐに保つこと、力みすぎずに水を押すこと、息継ぎで姿勢を崩さないことが大切になります。
クロールが苦手な人は、腕を速く回そうとして体が沈んだり、息継ぎのときに顔を上げすぎたりしやすいので、まずは水面に体を乗せる感覚を覚えることが上達の近道です。
練習メニューでFrと書かれている場合は、一般的にクロールを泳ぐ指示として使われることが多いため、部活やスイミングに入る人は早めに覚えておくと安心です。
平泳ぎ
平泳ぎは、腕と足を左右対称に動かしながら進む泳ぎ方で、中学生の授業でも扱われやすい泳法です。
腕は胸の前で水をかいて戻し、足はかかとを引き寄せてから外側へけるように動かすため、クロールとは違ったリズムが必要になります。
平泳ぎで大切なのは、腕と足を同時に力任せに動かすことではなく、伸びる時間を作って水の抵抗を少なくすることです。
よくある失敗は、足をけった直後にすぐ腕をかき始めてしまい、せっかく進んだ勢いを自分で止めてしまうことです。
練習メニューではBrと表記されることが多く、キック練習やプル練習でも平泳ぎだけは動きのルールが他の泳法と少し違うため、先生やコーチの説明をよく聞いて行う必要があります。
背泳ぎ
背泳ぎは、仰向けの姿勢で泳ぐ泳法で、顔が水面に出ているため息継ぎはしやすい一方、進行方向が見えにくいという特徴があります。
腕は左右交互に回し、足はクロールと同じようにバタ足を使いますが、体が反りすぎたり腰が沈んだりすると進みにくくなります。
中学生が背泳ぎを練習するときは、天井や空を見ながらまっすぐ進む感覚をつかむことが大切です。
背泳ぎでは、手を後ろに大きく回すことばかり意識すると肩に力が入りやすいため、体の軸を安定させて水を押す方向をそろえることが重要です。
メニューではBaと書かれることが多く、スタートやターンの方法も他の泳法と違うため、競技会や記録測定に出る場合は基本ルールもあわせて覚えておきましょう。
バタフライ
バタフライは、両腕を同時に前へ戻し、体全体を波のように使って泳ぐ泳法です。
見た目が力強く難しそうに見えますが、腕の力だけで泳ぐのではなく、体幹、キック、呼吸のタイミングをそろえることが大切です。
中学生が初めてバタフライを練習するときは、いきなり長い距離を泳ぐよりも、ドルフィンキックや片手バタフライなどのドリルから始めると動きをつかみやすくなります。
腕を水面から無理に高く上げようとすると肩に負担がかかりやすく、体が沈んで苦しくなるため、まずはリズムよく前へ進む感覚を大事にしましょう。
メニューではFlyと書かれることが多く、短い距離でも体力を使いやすい泳法なので、練習ではフォームを崩さない距離から取り組むのが安全です。
キック
キックは、足の動きに集中する練習や、泳ぎの中で足を使って進む動作を指す言葉です。
クロールや背泳ぎではバタ足、平泳ぎではあおり足に近い独特のけり、バタフライではドルフィンキックを使うため、同じキックという言葉でも泳法によって動きは変わります。
練習メニューでKickやKと書かれている場合は、ビート板を持って足だけで進む練習を指すことが多く、足の力だけでなく姿勢を保つ練習にもなります。
中学生がキック練習で失敗しやすいのは、膝を大きく曲げすぎて水を下へ押してしまうことです。
キックは水を強くたたく練習ではなく、体を水平に保ちながら前へ進むための補助として使うものなので、足首の力を抜き、リズムよく続けることを意識しましょう。
プル
プルは、腕で水をかく動作や、足の動きを少なくして腕に集中する練習を指す言葉です。
練習メニューではPullやPと書かれることがあり、プルブイという道具を足にはさんで、腕のかき方を確認する練習として行われることがあります。
クロールのプルでは、ただ水を後ろへ押すだけでなく、手を入れる位置、肘の角度、水を押し終える場所まで意識すると効率よく進めるようになります。
中学生の場合、腕だけで速く進もうとして肩に力が入りすぎることがありますが、力任せにかくと疲れやすく、フォームも乱れます。
プル練習は腕を強くするためだけでなく、自分がどの方向に水を押しているかを確認する練習でもあるため、スピードよりも形を大切にしましょう。
スイム
スイムは、キックとプルを組み合わせて普通に泳ぐ練習を指す基本用語です。
メニューではSwimやSと書かれることがあり、キック練習やプル練習で確認した動きを、実際の泳ぎの中で使えるかを試す場面になります。
たとえば、クロールのキック練習で姿勢を整え、プル練習で腕の動きを確認したあとにスイムを行うと、部分練習が全体の泳ぎにつながっているかを感じやすくなります。
中学生の練習では、スイムと書かれていても全力で泳ぐとは限らず、フォームを意識してゆっくり泳ぐ場合もあります。
メニュー全体の中でスイムがどの位置にあるかを見れば、体を温めるための泳ぎなのか、メイン練習なのか、疲れを取るための泳ぎなのかを判断しやすくなります。
ドリル
ドリルは、泳ぎの一部分だけを取り出して、フォームを直したり感覚をつかんだりするための練習です。
たとえば、片手クロール、キャッチアップ、片手バタフライ、サイドキックなどは、泳ぎ全体を一度に直すのではなく、特定の動作に集中するためのドリルとして使われます。
中学生がドリルを行うときは、速く泳ぐことよりも、先生やコーチが何を直してほしいのかを理解することが大切です。
ドリルは一見ゆっくりで地味な練習に見えますが、自己流の泳ぎを直すためにはとても重要です。
メニューでDrillやDと書かれていたら、タイムを競うよりも、手の位置、姿勢、呼吸、キックの幅など、決められたテーマを丁寧に確認しましょう。
サークル
サークルは、1本泳ぐ時間と休む時間を合わせた持ち時間を表す水泳用語です。
たとえば「50mを1分15秒サークルで4本」と言われた場合、50mを泳ぎ終わってから1分15秒後には次のスタートをするという意味になります。
45秒で泳げば30秒休めますが、1分05秒かかれば休みは10秒になり、1分15秒を超えると次のスタートに間に合わなくなります。
中学生にとってサークルは少し難しく感じる用語ですが、時計を見ながら練習する習慣がつくと、自分のペースや体力を知る手がかりになります。
サークル練習では、最初から飛ばしすぎると後半に休めなくなるため、速さだけでなく同じペースで泳ぐ力も大切です。
練習メニューでよく見る略語を読めるようにする

水泳の練習メニューでは、限られたスペースに多くの情報を書くため、英語の略語や短い記号がよく使われます。
中学生がこの略語を読めるようになると、先生や先輩に毎回聞かなくても、練習の流れを自分で理解しやすくなります。
ただし、略語の使い方は学校、スイミングクラブ、部活動によって少し違う場合があるため、最初は自分のチームでの意味を確認しながら覚えることが大切です。
ここでは、授業や部活で特によく出る略語を中心に、メニューの読み方と注意点を整理します。
泳法の略語
泳法の略語は、水泳メニューを読むうえで最初に覚えたい基本です。
Fr、Ba、Br、Flyの4つを知っているだけで、どの泳ぎで練習するのかがすぐにわかります。
| 略語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| Fr | フリー | 自由形、主にクロール |
| Ba | バック | 背泳ぎ |
| Br | ブレスト | 平泳ぎ |
| Fly | フライ | バタフライ |
| IM | アイエム | 個人メドレー |
自由形は本来どの泳法で泳いでもよい種目ですが、速さの面からクロールで泳がれることが多いため、練習ではFrがクロールを意味する場面がよくあります。
略語を覚えるときは、英語の正式名称まで完璧に暗記するよりも、まずはメニューを見てすぐ動ける状態を目指すと実用的です。
練習内容の略語
練習内容の略語は、何を目的に泳ぐのかを示す大切な情報です。
同じ50mでも、Kickなら足の練習、Pullなら腕の練習、Swimなら全体の泳ぎになるため、意味を取り違えると練習効果が変わってしまいます。
- W-up:ウォーミングアップ
- Kick:足の練習
- Pull:腕の練習
- Swim:普通に泳ぐ練習
- Drill:フォームを直す練習
- Main:中心になる練習
- Down:体を落ち着かせる泳ぎ
中学生が練習メニューを見るときは、距離や本数だけでなく、この練習内容の略語にも注目しましょう。
たとえば、同じ「25m×8」でも、Drillならフォーム確認、Mainならしっかり泳ぐ練習というように、求められる泳ぎ方が変わります。
強度を表す言葉
水泳メニューには、どれくらいの力で泳ぐかを示す言葉もよく出てきます。
Easy、Hard、Build up、All outなどは、泳ぐ速さや力の入れ方を調整するための用語です。
Easyは楽に泳ぐこと、Hardは強く泳ぐこと、Build upはだんだん速くすること、All outは全力に近い力で泳ぐことを意味します。
中学生が注意したいのは、HardやAll outをいつも力任せに泳ぐことだと考えないことです。
強度が高い練習ほど、フォームが崩れたまま泳ぐと疲れやすく、肩や腰への負担も大きくなるため、速さと正しい動きを両立させる意識が必要です。
泳ぎを直すときに使うフォーム用語
水泳では、先生やコーチが「ストリームラインを作ろう」「キャッチを意識しよう」「ローリングが大きすぎる」など、フォームに関する言葉を使うことがあります。
これらの用語は、泳ぎを細かく直すための共通語のようなものです。
意味がわかると、注意された内容を自分の体の動きに結びつけやすくなり、何を変えればよいのかが明確になります。
ここでは、中学生がフォーム改善でよく聞く用語を、練習中に意識しやすい形で説明します。
ストリームライン
ストリームラインは、水の抵抗を少なくするために、体を細く長く伸ばした姿勢のことです。
スタート後、ターン後、壁をけって進むときなどに使われ、両腕を耳の横でそろえ、頭、体、足が一直線になるようにします。
| 確認する部分 | よい状態 | 崩れやすい例 |
|---|---|---|
| 腕 | 耳の横で伸びる | 肘が曲がる |
| 頭 | 腕の間に入る | 顔が上がる |
| 腰 | まっすぐ保つ | 反りすぎる |
| 足 | そろえて伸ばす | 膝が曲がる |
中学生がストリームラインを作るときは、力いっぱい固めるよりも、体を長く伸ばして水の中をすべる感覚を大切にしましょう。
壁をけった直後に姿勢が崩れると、せっかくの勢いがすぐに落ちるため、速く泳ぎたい人ほど最初の姿勢を丁寧に作る必要があります。
キャッチ
キャッチは、腕で水をかき始めるときに、水をしっかりとらえる動作を指します。
クロールでは、手を前に入れたあと、すぐ下に押すのではなく、前の水をつかむようにして後ろへ押す準備をします。
キャッチがうまくできると、腕をたくさん回さなくても水に力が伝わり、少ない動きで進みやすくなります。
中学生がキャッチを意識するときは、手のひらだけで水を押そうとせず、前腕も使って大きな面で水をとらえるイメージを持つとわかりやすいです。
ただし、肘や肩に力を入れすぎると動きが硬くなるため、ゆっくり泳ぐドリルの中で感覚を確かめるのがよいでしょう。
ローリング
ローリングは、クロールや背泳ぎで体を左右に少し回転させる動きです。
体をまったく動かさずに腕だけで泳ぐと、肩が回しにくくなり、水をかく動きも小さくなります。
- クロールの息継ぎがしやすくなる
- 腕を前に伸ばしやすくなる
- 肩への負担を減らしやすくなる
- 水を後ろへ押しやすくなる
一方で、ローリングが大きすぎると体が左右にぶれて、まっすぐ進みにくくなります。
中学生は、体を大きくひねることよりも、頭の位置を安定させたまま肩と腰が自然に動く感覚を目指すと、フォームが整いやすくなります。
スタートとターンで使う基本用語

水泳では、泳いでいる最中だけでなく、スタート、ターン、ゴールタッチにも多くの基本用語があります。
特に中学生の記録測定や大会では、泳ぎそのものが速くても、スタートで遅れたりターンで止まったりするとタイムが伸びにくくなります。
また、競技として泳ぐ場合は、泳法ごとのルールを守らないと失格になることもあるため、用語の意味を知っておくことは安全面とルール理解の両方で重要です。
ここでは、授業や部活でよく聞くスタートとターンの用語を確認します。
スタート
スタートは、泳ぎ始める動作のことで、競技では合図に合わせて台や壁から出発します。
クロール、平泳ぎ、バタフライでは、スタート台やプールサイドから前方へ飛び込む形が使われることがありますが、学校の授業では安全を優先して水中スタートを行う場合もあります。
| 場面 | よく使う形 | 注意点 |
|---|---|---|
| 授業 | 水中スタート | 周囲を確認する |
| 部活 | 台からのスタート | 深さと合図を守る |
| 背泳ぎ | 水中からのスタート | 壁を強くける |
中学生がスタート練習を行うときは、かっこよく飛び込むことよりも、先生やコーチの指示を守り、安全な姿勢で入水することが最優先です。
飛び込みはプールの深さや学校のルールによって禁止されることもあるため、自己判断で行わないようにしましょう。
ターン
ターンは、プールの壁で折り返す動作のことです。
25mプールで50m以上を泳ぐ場合、必ず壁で方向転換するため、ターンが止まってしまうとタイムにも泳ぎのリズムにも大きく影響します。
クロールや背泳ぎではクイックターンが使われることがありますが、中学生の授業では、まず壁に手や足をついて安全に方向転換する基本的なターンから始めることが多いです。
平泳ぎとバタフライでは、両手でタッチするルールがあるため、競技を意識する場合は片手だけで回らないように注意が必要です。
ターン練習では、壁に近づく前からスピードを落としすぎず、タッチや回転のあとにストリームラインを作って進むことが大切です。
タッチ
タッチは、壁に手や体の一部をつける動作で、ターンやゴールの判定に関わる用語です。
特に平泳ぎとバタフライでは、ターンやゴールで両手同時にタッチすることが基本になるため、片手だけで壁に触れるくせがある人は早めに直しておく必要があります。
- クロールは片手タッチでもよい場面が多い
- 背泳ぎは仰向けの姿勢が重要になる
- 平泳ぎは両手同時タッチを意識する
- バタフライも両手同時タッチを意識する
中学生の授業では細かな競技規則まで厳しく扱わない場合もありますが、基本を知っておくと大会や記録会で慌てにくくなります。
タッチの瞬間に体が沈んだり、壁を見すぎて減速したりしやすいため、最後まで泳ぎの姿勢を保つことも大切です。
水泳練習メニューを理解するための読み方
水泳の基本用語を覚えたら、次は実際の練習メニューをどう読むかが大切になります。
メニューには、距離、本数、泳法、練習内容、サークル、強度が組み合わさって書かれるため、最初は暗号のように見えることがあります。
しかし、分解して読めば難しくありません。
中学生が自分でメニューを理解できるようになると、練習の目的を考えながら泳げるようになり、ただ本数をこなすだけの練習から一歩進めます。
距離と本数
距離と本数は、練習量を表す基本情報です。
たとえば「25m×8」と書かれていれば、25mを8本泳ぐという意味で、合計距離は200mになります。
| 表記 | 意味 | 合計距離 |
|---|---|---|
| 25m×4 | 25mを4本 | 100m |
| 50m×6 | 50mを6本 | 300m |
| 100m×3 | 100mを3本 | 300m |
中学生は、本数だけを見て多い少ないを判断しがちですが、距離が長くなると同じ本数でも負担は大きくなります。
また、25mを何本も泳ぐ練習はフォームを確認しやすく、100m以上の練習はペース配分や持久力を意識しやすいという違いがあります。
メニューの順番
水泳練習メニューは、ただランダムに並んでいるわけではなく、体を温める練習から始まり、技術練習、中心練習、整理運動へと進む流れが一般的です。
この順番を知っていると、今どの段階の練習をしているのかがわかり、力の使い方を調整しやすくなります。
- W-upで体を温める
- Drillでフォームを確認する
- KickやPullで部分練習をする
- Mainでしっかり泳ぐ
- Downで体を落ち着かせる
中学生がやりがちな失敗は、ウォーミングアップから全力で泳いでしまい、メイン練習に入る前に疲れてしまうことです。
練習メニューの順番には意味があるため、最初から最後まで同じ力で泳ぐのではなく、目的に合わせて泳ぎ方を変える意識を持ちましょう。
サークルと休憩
サークルと休憩の違いを理解すると、練習メニューがかなり読みやすくなります。
休憩は単純に泳ぎ終わったあとに休む時間ですが、サークルは泳ぐ時間と休む時間を合わせた持ち時間です。
たとえば「50m×4、1分20秒サークル」の場合、1本目のスタートから1分20秒後に2本目を出発し、さらに1分20秒後に3本目を出発します。
泳ぐのが速ければ休みは長くなり、泳ぐのが遅ければ休みは短くなるため、サークル練習では一定のペースを守る力が必要です。
中学生は、速い人に合わせすぎると無理をしやすいため、自分のレベルに合ったサークルで練習することも大切です。
中学生が安全に上達するための用語理解
水泳の基本用語は、速く泳ぐためだけでなく、安全に練習するためにも必要です。
水の中では声が届きにくく、足がつかない場所や混雑したレーンでは小さな判断ミスが危険につながることがあります。
そのため、中学生は泳法や練習メニューの言葉だけでなく、レーンの使い方、体調管理、無理をしない判断に関わる用語も覚えておくと安心です。
ここでは、授業や部活で安全に練習するために知っておきたい考え方を、水泳用語と結びつけて整理します。
レーン
レーンは、プールをコースロープなどで区切った泳ぐ場所のことです。
授業ではクラス全体で同じ方向に泳ぐこともありますが、部活やスイミングではレベル別にレーンを分けたり、右側通行で泳いだりすることがあります。
| 用語 | 意味 | 気をつけること |
|---|---|---|
| レーン | 泳ぐコース | 勝手に移動しない |
| 右側通行 | 右寄りに泳ぐ方法 | 正面衝突を防ぐ |
| 追い抜き | 前の人を抜くこと | 無理に抜かない |
中学生がレーン練習で注意したいのは、前の人との距離を詰めすぎないことです。
足を触ってしまったり、急に止まった人にぶつかったりしないよう、スタート間隔を守ることが安全な練習につながります。
ウォーミングアップ
ウォーミングアップは、練習や記録測定の前に体を温め、泳ぐ準備をするための時間です。
水泳では陸上より体温の変化を感じにくいことがありますが、いきなり強く泳ぐと肩、腰、足に負担がかかりやすくなります。
- 軽く泳いで体を慣らす
- 肩や足首を動かす
- 呼吸のリズムを整える
- 水温に体を慣らす
中学生は、友達と競争する気持ちが強くなり、最初から全力で泳いでしまうことがあります。
ウォーミングアップは手を抜く時間ではなく、その後の練習でよい動きを出すための準備なので、ゆっくりでも丁寧に行うことが大切です。
クールダウン
クールダウンは、強い練習や記録測定のあとに、体を落ち着かせるための軽い泳ぎや整理運動です。
メニューではDownやC-downと書かれることがあり、全力で泳いだあとにすぐ練習を終えるのではなく、呼吸や筋肉の状態を整える目的があります。
中学生の中には、メイン練習が終わると気持ちが切れてしまい、クールダウンを雑に済ませる人もいます。
しかし、疲れが強いときほど、急に止まるよりも軽く泳いで体を落ち着かせたほうが、次の練習や授業後の体調管理につながります。
クールダウンでは速さを求めず、フォームを大きく崩さない範囲で楽に泳ぎ、最後に体調の変化がないか確認することも忘れないようにしましょう。
水泳の基本用語を覚えると練習の質が上がる
水泳の基本用語を中学生のうちに覚えておくと、授業、部活、スイミングのどの場面でも、先生やコーチの説明を理解しやすくなります。
クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4泳法だけでなく、Kick、Pull、Swim、Drill、サークル、ストリームラインなどの言葉を知っていると、練習メニューの目的が見えるようになります。
用語は暗記だけで終わらせるのではなく、実際に泳ぎながら「今はキックを直している」「このサークルではペースを守る」「ターン後はストリームラインを作る」というように、体の動きと結びつけて覚えることが大切です。
また、水泳は水の中で行う運動なので、速く泳ぐこと以上に安全な行動が欠かせません。
レーンの使い方、ウォーミングアップ、クールダウン、スタートやターンのルールを理解し、無理をせず練習することで、中学生でも安心して上達を目指せます。



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